厳しい寒さが続いていますが、肌の乾燥にお困りの方はいませんか?
外と室内の寒暖差で、肌の乾燥や痒みなどのトラブルがおこりやすい季節です。
そこで今回は、体の外側と内側からできる肌の乾燥対策をご紹介します。
【外側】肌のお手入れで大切なこと
乾燥による肌の悩みには、シミ、そばかす、ニキビ、肌荒れ、しわ、痒み…など色々な症状があります。
これらの対策で大切になるのが肌の潤いを保つことです。
乾燥した肌にはクリームなどの油分を与えるのがいちばん大切と思うかもしれませんが、それでは乾燥した肌にフタをするだけになってしまい、肌はダメージから回復しません。
いちばん大切なのは、化粧水で十分な水分を浸透させることです。水分をたっぷり吸収させてから、乳液やクリームでフタをして潤いを保つようにしましょう。
顔と同様に体にもローションや乳液での保湿が必要です。入浴後は肌内部の水分が蒸発しやすいので、お風呂から出たらすぐに塗ることがおすすめです。
【外側】お風呂でできる乾燥肌対策
寒い冬に暖かいお風呂に入るのは至福の時間ですよね。でも入浴のしかたで肌の乾燥がすすんでしまうこともあるのです。
では、どんな点を気をつければよいのか、次の4つのポイントをおさえておきましょう。
1.お湯の温度と入浴時間
毎日寒いので、熱いお湯に長く浸かって疲れを癒したい…と思いますよね。ですが、熱いお湯は皮膚を保護している成分を流してしまうのです。また、長い時間浸かっていても同様に肌の乾燥を悪化させてしまいます。
40℃以下のお湯に10分〜20分くらい浸かるのがよいでしょう。
2.体を洗う石鹸
体を洗う石鹸は低刺激のものを選びます。
固形石鹸でも乳液タイプのボディーソープでも、肌にやさしい敏感肌用のものを使って刺激をおさえるようにしましょう。
3.体の洗い方
体を洗う時にいちばんやってはいけないことはゴシゴシ洗うことです。
摩擦で肌の角質層を傷つけてしまうため、肌荒れやかゆみの原因になってしまいます。
そこで、石鹸をよく泡だて、手や指でなぞるように優しく洗いましょう。それだけでも体の汚れは十分に落とすことができるのです。
4.入浴剤を使う
入浴剤には、血行を良くするものや、保湿成分配合のものなど、肌の潤いを保ってくれるものがあります。成分や香りなど、好みの入浴剤を選んで乾燥対策をしましょう。
また、肌のお手入れでも記したように、入浴後はすぐに乳液やローションを塗って肌の保湿をしましょう。
【内側】肌によい食生活
健康な身体を保つためには必要な栄養素をバランスよく摂ることが大切です。
食生活が乱れると肌の新陳代謝が悪くなったり、腸内環境が崩れてホルモンバランスが乱れることで、乾燥肌の原因になってしまいます。
そこで美肌に良いとされる栄養素を多く含んだ食事を心がけることが大切です。
タンパク質
タンパク質は身体の機能を維持するために必要な栄養素です。筋肉を作ることはもちろん、肌や髪の状態も良くしてくれます。
肉や魚、卵、乳製品、大豆製品などに多く含まれています。
ビタミンA
ビタミンAは肌を健康に保ち、バリア機能を高める働きがあります。
レバー、緑黄色野菜、さつまいもなどに多く含まれています。また、うなぎはビタミンAとBそしてコラーゲンも含んでいるので美肌にはおすすめです。
ビタミンB
ビタミンBは肌のターンオーバーをサポートして健康な状態にする働きがあります。
バナナ、マグロやカツオ、ブロッコリーなどに多く含まれています。
ビタミンC
ビタミンCは美白というイメージですが、他にも肌のハリの元となるコラーゲンを生成する働きもあるのです。
果物ではオレンジなどの柑橘類や、イチゴ、キウイ、野菜ではトマト、じゃがいも、ピーマンなどに多く含まれています。
ビタミンE
ビタミンEは老化の原因である酸化を防止する働きがあり、若々しい肌を保つ効果があります。
アーモンドなどのナッツ類、カボチャやほうれん草、ブロッコリーなどの緑黄色野菜、またアボカドなどに多く含まれています。
亜鉛
亜鉛は皮膚をつくるタンパク質の合成を促して、肌トラブルを防ぐ働きがあります。
牡蠣などの魚介類、レバーや牛もも肉などの肉類、大豆製品やナッツ類に多く含まれています。
以上のような食品をバランスよく摂取することが大切ですが、足りない栄養素についてはサプリメントなどで補うこともできます。
まとめ
いかがですか?
身体の外側のスキンケアと内側の食生活を、少しだけ意識して取り入れてみてください。
乾燥肌対策をして、今後のあなたの肌の潤いと自信を保ちましょう!